6月2日(月)バス旅行とはいえ、梅雨入りに差し掛かるこの季節、やはり心配なのはお天気、幸いにも雲一つない晴天を迎えましたが、やや霞がかかった空模様。
午前7時ごろ越谷駅西口から出発、参加者は32名(男性18、女性14)。しかし、ここでちょっとしたハプニング、Iさんがご主人の車で送ってもらったが、リュックなど全ての装備を車に置いてきてしまったとのこと、しかもサンダル履きという出で立ちで一時車内は騒然となりました。これも幸いなことに、ご主人が途中で気付いてバスに追いつき、事なきを得ました。
バスは順調に走り、東北道の浦和ICにさしかかると下り方面への車が長蛇の列、高速道路に入るまで相当時間がかかりそうと思いきや、運転手さんは機転を利かして次の岩槻ICを目指しました。しかし、月初めの月曜日ということか途中も大渋滞、岩槻インターに入るまで1時間半近くかかりました。
その後は、順調で都賀西方PA(9:10)、那須町・道の駅・友愛の森(10:10)とトイレ休憩を重ねながら目的地の「弁天温泉」には早くも10時45分ごろ到着しました。
集合写真を撮り、いざ出発。、「弁天温泉」の看板を横目に隊列を組んでひんやりした森の中を歩き、山の冷気が汗ばんだ肌を心地よく癒やします。
11時ごろ1番目の吊橋、苦戸川(にがとがわ)に架かる「弁天吊橋」(全長65m)に到着。地震のような揺れを楽しみながら(?)空中散歩をしました。再び「八幡温泉」に向けてだらだらとした山道を下ります。森からは至る所でハルセミの鳴き声が、また山道の傍らには「山ツツジ」や「レンゲツツジ」がちらほらと咲いてカメラマンのシャッターを誘い、隊列の崩れから長蛇を招きます。途中には展望台が設えられ、ツツジの群生や茶臼岳が展望できます。
11時半ごろ、「那須与一が遠矢の練習に通っていたと伝えられ、練習が終わるとこの岩の下に矢を隠して保管していた」との謂れがある「矢隠岩」に到着。次いで県指定天然記念物「八幡のミネザクラ」を見学、この時期花は見られませんが、推定樹齢150年、樹高9m、幹回り160cmとのことでした。
12時10分ごろ漸く自然研究路の出口に到達、涼しい木々の下で三々五々楽しい昼食となり、いろいろな手料理や水割りのオンザロックまでご馳走になりました。
13時ごろ出口近くに駐車場があり、そこから八幡園地に向けてツツジ見学をするため出発。元々は那須駒の放牧地であり、馬がレンゲツツジを食べないために、ツツジ群落になったとのこと。園内は木製の遊歩道が整備されていて所々に展望台や休憩所があり、咲き誇る真っ赤なツツジを鑑賞できました。
14時ごろ2番目の吊橋、「つつじ吊橋」(全長130m、高さ38m)に到着。「弁天吊橋」より揺れはやや少ない感じで、周囲の景色は素晴らしいですが、中央がすのこのように透けて見えるせいか下を見る気がしませんでした。
14時30分ごろバスに乗り、約千三百年前から続く「鹿の湯」という温泉に案内されました。泉質は硫黄泉で、浴槽は男性側で6つ、女湯で4つに仕切られ、それぞれ温度が41度、42度、43度、44度、46度、48度(女湯には48度が無い)の6種類があり、好きな温度を選んで入浴します。41度がやっとでしたが、短時間浴の割にはハイキングの疲れがすっかり癒やされました。
また、近くには「殺生石」という硫化水素が立ち込める溶岩跡があり、訪れた方は何人かおられたようです。
15時30分ごろバスに乗り、一路越谷を目指して出発。車中では、たちまち席のあちこちで缶ビールや差し入れのお酒を片手におつまみをほお張る、賑やかな宴会が始まりました。
途中トイレ休憩をはさみながら渋滞もなく、午後6時ごろ無事越谷に到着しました。
幹事(杉崎さん・関根さん・園嶋さん・高橋(美)さん)の皆様、何時もながら大変お世話になりました。感謝申し上げます。
(記事:水鳥武彦)