毎日、南極講座が開かれます。今日はドレーク海峡の鳥たちと南極(南極入門編)
南極講座/南極エコロジー、南極探検苦闘の歴史、英語のみの場合はイヤホンで聞きます。
ペンギン入門編、氷の大陸、ビデオ上映「フリーザーの中の生命」(パート1:南極氷の海)
客室備え付けのTVのムービー・チャンネルでも見ることができます。
南氷洋を航行中は、毎日、南極講座が開かれ、とても楽しい講座です。
やがて本船は南極収束線(南極の冷たい海水が温帯の暖かい海水の下に潜りこむ生物学的境界)を通過して、最初の上陸地サウス・シェトランド諸島を、霧の向こうに薄らと島が見えます。デッキへ出ているのは10人足らず、まだ嵐が止んだばかりで呼吸をするのも声を出すのも肺が凍りそうで苦しい。あまりの寒さのため3分位で船室へ、うれしいのと不安の入り混じった 厳しいのは覚悟していたが・・・!
ソデアックボート(エンジン付きのボート)に8人〜10人位が乗る。エンジンの音、いざ出発、ボートの周りに腰を掛けるので「海に落ちたらどうしようか!」怖くて、怖くてどうしようもない。こんなはずではなかったのに!捕まるところは細い紐一本、これが捕まる物!?
サウス・シェトランド諸島到着
広大なペンギンのルッカリー(営巣地)や浜辺に憩うナンキョクオットセイやミナミゾウアザラシの観察。
キヴェヴィル島に上陸
アルゼンチン南極基地訪問。基地へ行く途中急に雪交じりの嵐のように、あっという間もなく前の人も後ろの人も見えない。ここで動いては「遭難」になってしまうので、ただ嵐が過ぎ去るまでじっとしていること、視界ゼロ、手も見えない、何も見えない南極の怖さをいやというほど実感しました。なにせあっという間の出来事です。
ソデアックボートの近くでは、ペンギンの泳ぐ姿をしばしながめて、「なんて早く泳ぐの」ビデオが追いつかない!数回挑戦。
陸に上がるにはまずパルカ(防水性の防寒着)が支給されます。完全防寒着ズボン下着は指定された物を着用、救命着、ゴム長靴は全員借ります。
救命着、船から出る時は必ず着用、長靴は消毒します、陸島から帰船したら直ぐに消毒をします。南極にはトイレがありませんので、紙パンツを着用(暖かくて寒がりには最高)。